上出長右衛門窯
九谷瓷器 切立湯呑 青
九谷瓷器 切立湯呑 青
"使う人が育てていく器"
新シリーズ「九谷瓷器(くたにしき)」です。高温で焼き締めていないので口当たりや手触りが柔らかく、吸水性に富んでいるのが特徴です。表面の貫入(と呼ばれる細かいヒビ)からお茶やコーヒーなどの成分が沈着し、独特の風合いを生み出します。その具合は使い方や飲み物によって異なるので、ジーンズや、革製品などと同じように変化を楽しみ、愛着が持てる器だと思います。
”古くて新しい器”
「瓷器」という言葉は奈良・平安時代に焼かれた釉薬がかかった軟質陶器のことを指しています。今では当たり前ですが、中に入れた飲み物が染みたり漏れたりしないのは、焼き締められた素地と硬い釉薬がもたらした機能なのです。九谷瓷器は、釉薬として九谷五彩と呼ばれる上絵具(低下度釉)を施しています。磁器土を用いなからも磁器とは呼べない、これまでとは全く異なる古くて新しい器です。
“万人向けではないかもしれません”
日頃、茶渋などの汚れを過度に気にされ漂白剤を多用される方には向いていないかもしれません。吸水性が高い分、濡れたまま置いておくとカビや匂いの原因になることがあります。使用後は必ずふきんで拭き、十分に乾燥させてください。また購入後ははじめに目止め(※)を行い、使用前には毎回器を水に潜らせるなど、水分を染み込ませてから使うと変化がゆっくりと進みます。
※目止め
米の研ぎ汁や、小麦粉を大さじ1〜2を加えた鍋に器を入れて、弱火で煮沸してください。詳しくはこちらをご覧ください。
https://store.hasamiyaki.jp/html/page6.html
もしくは、液体セラミックという商品もございます。
https://onl.bz/a9gWM67
φ52×H76mm/化粧箱入
※吸水性、通気性に富み、永く使っていただくほど味わいと風合いが出てまいります。
※製品到着後、ご使用になられる前に目止めをなさることをおすすめします。目止めの前に一度洗われる場合は、洗剤はご使用なさらずにきれいな水で洗い、よく乾燥させてから目止めをしてください。
※最初にぬるま湯などに浸して、あらかじめ素地に水分を含ませてからご使用になると、茶渋・シミ等が付きにくくなります。
※熱湯を注いだり、直火にかけたりするような急激な温度変化によって破損することがありますのでご注意ください。
※長時間水、食品等を入れないで下さい。また、洗う場合も水につけたままにしないようご注意ください。水分とともに汚れを吸収したままにしておきますと、後日カビが発生する原因となります。
※洗ったあと、十分乾燥してからしまって下さい。
※無鉛絵の具を使用しています。
食洗機:×
電子レンジ:×
直火・オーブン:×
タワシ・研磨剤:×
職人による手作り
上出長右衛門窯は誠意を持って製法を皆様に明らかにし、できる限りの手間をかけて非近代的な手仕事を守り続けています。これらの仕事は5月の窯まつりと10月の轆轤まつりで実際に間近でご覧いただけます。
上出長右衛門窯のおまつり https://www.kamamatsuri.com/
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